tennnou












徐々に暑くなって(でも寒いと感じる方もいるし)
自律神経の調節も大変です。
さらに睡眠が確保できないと
余計に疲れてしまいます。
次のようなイメージで使うのが
天王補心丹
tennou3

え、え、え 急に中医学の五臓論になっておりますが
これを(さらに追い打ちで失礼)
ちょっと別バージョンで見ると
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(いつも使っている東西薬局オリジナル五行学説表から抜粋)
簡単に
火と水の力関係
火=心 しん (上焦:体の上のほう)
水=腎 じん (下焦:体の下のほう) 
と考えてください。

腎から心への矢印は
相克(そうこく)といって腎水が火の勢いを常に監視して
いるという感じです。

暑くなって上の熱が強くなった時(熱気球のように上昇)
下のほうから水で火の勢いを弱めるといった
体のバランス取りが行われているのです。
その、水が足りないと(腎の陰が虚してしまう)
実は、年齢が増すと、細胞のみずみずしさがどうしても
減少してしまうのでした。
やかんに水をちょっとしか入れないで火にかけると、あっという間に沸騰
水を足してあげれば水温が下げられるのですが、補充が、、、できない
やかんに熱が伝わり、取っ手があっちっち!

どんどん広がる(頭が熱くなる=興奮=眠れない)
頭部はのぼせ、口中は熱で口内炎、
舌は炎症傾向になり痛い、口の中は熱で渇く
ましてや、心とくれば心臓の心、当然ドキドキ、
息切れ、胸苦しいなども併発しやすいのでした。
暑いから、汗かいて冷まそうとするが、これまた水を使ってしまう
60%は水分である便からも、調達されてしまうと、
あらら、便が硬い=便秘
sinnhandan

このような症状があったらぜひともおすすめしたい優れ処方です。